2018年6月18日(月)7時58分頃 大阪北部で起きた震度6弱の地震。
大きな地震がおきた地域では 水や電気、ガス等のライフラインが絶たれることが多いです。
(※ 6月18日(月)震度6弱を観測・・・大阪府・大阪市北区 高槻市 枚方市 茨木市 箕面市)
■関連記事「地震や災害時には凝固剤を使用する【緊急時・携帯トイレセット】を使いトイレ対策!」
今回の大阪地震でも、震源地に近い周辺では『地面下の水道管』が破裂し 道路上に吹き出している動画や写真なども見られました。
そもそも地震が起こると ナゼ【水道(飲料水)】が出なくなるのか?
その断水の理由を調べてみました。
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地震の揺れで水道管が破裂・断裂
震度が大きい地震ですと、映画のように「道路が割れる・地割れする」ことがあります。
そこまでならずとも「地震」とは 地面が振動するのですから 地中に埋めてある【水道管】にも悪い影響を及ぼします。
耐震性のある【水道管】なら持ちこたえますが、年数の経過した【古い水道管】ですと、地震の揺れで破裂したり、損傷します。。。
【水道破裂 枚方市役所が水浸し】大阪北部で観測した震度6弱の地震の影響で、枚方市役所では別館5階で水道管が破裂して床一面が水浸しになった。書類も散乱するなどし、混乱した。 https://t.co/aTwz1tjrCd
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年6月18日
今回の震源地に近かった 大阪・吹田市や高槻(たかつき)市では、水道管の損傷が原因で[断水]が発生。
また 高槻市では 古い水道管の修繕のために断水。
今後14万人近くに影響が出る見通しだそうです。
(※大阪市でも 昭和40年ころまでに埋設された古い【水道管】があるよう。
耐震管の入れ替え工事を行ない、現在も耐震性強化を進めています。)
※マンションの場合、排水管が1階から最上階まで 1本の太い共用管から 各家庭の細い排水管に流れこんでいます。
地震の揺れにより 1ヶ所が破損すれば 付随する全ての家庭で「断水」になってしまいます。
お隣の家にトイレを借りようとしても、マンション全体が「断水」になっていることになります。。。
水道管の老朽化問題
地中にあるのが 新しい【水道管】で 耐震性があれば よいのですが、日本全国に張り巡らされた【水道管】は 延べ約66万キロメートル。
そのうちの “ 8万キロメートルの【水道管】 ” は、耐用年数を超えてオーバー。。。
これは全体の12%ですが、大変なこと。
(※厚生労働省、日本水道協会のデータによる)
しかも 厚生労働省によると、大阪府の【水道管】で、耐震性のある割合(耐震適合率)は 被災した大阪府で 39.7%。
東京では 耐震性のある割合=63%
神奈川県では耐震性のある割合=62,7%
かなり、大阪は見劣りする水準とわかりました。
【老朽化した水道管】は 早く新しいものに取り替えるなど、インフラ更新事業を早急にしていかないといけませんね。
水が出ない理由は【水道管】破裂の他にも「停電」も関係があります。
電気が止まり送水設備等がストップ
地震の揺れで【水道管】が損傷、破裂し 水が絶たれてしまう他に「停電」になっても、水がとまることがあります。
そもそも私達が 普段 飲んでいる水・・・家の蛇口をひねれば 水が出て容易に飲むことができる。
これって、本当にありがたいことですが、自分の家まで水を運び 送ってくれるものが『電気』です。
水は 本来、河川や貯水池から浄水場へ運ばれ 綺麗な水に変身!
次に 水は配水場へ運ばれてから 【水道管】を通って 私達の住まいへ運ばれてきます。
ここまで水が運ばれるためには「水を送り出す運ぶ力」が必要で、これには『電気の力』を利用しています。
よって『電気』がストップすれば、水を運べないため 必然的に「水が出ない=断水」となります。。。
「断水」の意味を知り対策しよう
地震や災害などで「水が出ない」という、そもそも「断水」とは?
「断水」「断水」と言うけれど、どういうことか?
ウィキペディアを参考(引用)に知っておきましょう。
●断水
断水(だんすい)とは、何らかの原因で水の配給が止まることである。
水道局から家庭への送水を言うことが多い。断水は、主に上水道の送水が停止する事である。
これらは飲料水や調理用の水として供給されていることから、送水停止地域にいる住人らの生活が混乱する。
都市部では水洗トイレが普及している事もあり、上水道がこの水洗トイレに用いられている場合には、排泄の用を足すための同施設が使えなくなる事がある。
大規模な断水では予定された水量が下水道に流入しない事による浄水場施設の異常が発生する場合もある。
中水道が普及している地域でも、この中水道が断水すれば同様である。
(ウィキペディア「断水」より引用)
いざという時に備え「水」の備蓄
上水道の送水ができない(断水)=飲料水が確保できないことになります。
人間は「水」なしでは 生きてはいけません。
災害が起きる前より、普段からスーパー、ホームセンターで購入し『ペットボトル飲料水』など 家庭で備蓄しておきましょう。
■関連記事:「地震(災害)対策のため自宅で備蓄する水は最低限【1週間分】を~大人の飲み水は1日1L・調理用の水は2L確保を~」
『天然水 2L×10本』をチェック。
また、飲み水だけでなく 住宅の水洗トイレが使用不可能になることも。。。
そんな場合は「簡易式トイレ」や「緊急トイレセット」等も備えておくと安心です。
■関連記事「地震や災害時には凝固剤を使用する【緊急時・携帯トイレセット】を使いトイレ対策!」
『サンコー 携帯 簡易 トイレ』をチェック。
ところで 国によると[南海トラフ巨大地震]の被害として、最大で上水道は3440万人が断水。
都市ガスでは 180万戸で ガスが供給されなくなるとみられます。
また、電気では 2710万軒が停電するとのこと。。。
う~ん。。。怖いです。。。。
震災は いつ来るか分からないけど、対策グッズを早く備えることに遅いことはないです。
パーフェクトに備蓄は出来なくとも、できるところから「地震災害対策」を行なっていきましょう。
以上「地震でなぜ【断水】するのか?その理由~吹田市や高槻では水道管破裂が原因で断水~」を skyneiro( スカイネイロ )がお送りしました~♪
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