こんにちは。skyneiroです。
絵手紙を描いている時間は 私にとって好きな、楽しみな時間。
そんな 「 絵手紙の 色塗り方法 」を 今回は紹介します。
絵手紙で使う 絵の具は 「 顔彩( がんさい ) 」 と呼ばれるものです。
顔料と 膠( にかわ )が 原料の日本画用の絵の具と なります。
(これは、日本絵手紙協会でも紹介しています)
膠 ( にかわ )とは・・・動物の骨や皮、腱 ( ケン ) などより 抽出したゼラチンが 主な成分。
木工や 竹工芸の接着ノリや東洋画の 顔料溶剤などに使用する。
水彩絵の具の 「 黒色、茶色、水色 」のような色の名前ではなく、日本の伝統を思わせるような 風情ある名前が特長の 顔彩。私は それらの名前が カッコよく好きです (*^.^*)
例・・・紅 ( べに )、群緑 ( ぐんろく )、鮮光黃 ( せんこうき )、青草 ( あおくさ )、群青 ( ぐんじょう )など。。..
( ね~~っ! 素敵な名前の響きと 字ですよね )
私が 絵手紙教室で使っている顔彩は 京都の会社 「 吉祥(きっしょう) 」さんの 顔彩(がんさい)。
ー 吉祥さんの 顔彩(がんさい) 販売セット あれこれ ー
● 8 色セット 880 円● 12色 並製 1,200 円
● 12色 上製 1,500 円
● 18 色 上製 2,200 円
● 24 色 上製 2,800 円
● 35 色 上製 4,600 円
● 48 色 上製 6,200 円
● 60 色セット 8,200 円
● 100 色セット 21,000 円
顔彩の色の数は たくさんあります。
また 持っている色が多ければ 悪いことは ありません (^-^)
ですが 値段も安くないのですし、欲しい色は 単色で買うことが 出来ます。
というわけで スタートは 18色や24色位から 買い揃えれば良いかと 思います。
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それでは、色塗りをして みましょう~♪
(※ 色を付ける前の 線引きの練習などは、こちらに 書いています)
今回の 絵手紙のモチーフ( 題材 )・・・ポンカン。
ちなみに ポンカンは、私の好きな 柑橘類です☆ ( ミカンよりも 好きかも・・・ )
小学生の頃、何故か マイポンカンブームが あり、独り占めして 何個も食べたかったので、スーパーに ポンカンを買いに行った事があります (*v.v)。
さて ポンカンなどの柑橘類は、比較的 描きやすいと思います。
色も難しく考えず、1色、2色で 色付けが 出来そうです。
まずは、題材のポンカンを よ~く 観察します。
そして、画仙紙 ( がせんし ) ハガキに ポンカンのベースの筆線を ゆっくり引いていきます。
ハガキの中に、ポンカンが全て 入らないといけないの?
いえいえ、そんなことは ありません★
写真のように、画仙紙の葉書に収まらないで、あえて はみ出るように描くと、何となく 迫力も出るので、元気な絵手紙にもなります (^ε^)♪
青墨( せいぼく ) にて ポンカンの基本線が書けましたら、いよいよ 「 色付け 」 をします。
ポンカンの色や 肌合いはよく見ますが、必ず題材と全く同じ色合いで 塗らないでも大丈夫♪
少しだけ、色は 明るめの顔彩を選んだ方が 良い時が多いです。
ポンカンも、実際は 濃いオレンジ色でした。
ですが、本物と同じ色合いで塗ると、少し 色が濃く キツイ感じに見えそうでしたので、ポンカンの全体の色は 黄色の 「 鮮光黃(せんこうき) 」 で塗りました。
黄色 1食では 面白くないので、影の部分には オレンジ色を載せました。
色を 付ける順番は、まず 薄い色合いの部分から塗るほうが 良い と思います (^-^)ノ
そして、濃い色の部分を 重ねて塗って行くイメージです。
ポンカンの全体を 黄色の 「 鮮光黃( せんこうき ) 」 で 塗ります。
そして 黄色が 全く乾いてしまわないうちに、オレンジ色で ポンポンと 付け足し塗れば、にじみが少し出て、良い感じになります。
( ※ めちゃめちゃにじむ時は、水が多いです。水の加減には 気をつけてくださいね )
色付けについて、少し ポイントがあります。
真っ白い画仙紙 ( がせんし )ハガキの全てに 「 色付け 」 はしない方が良いです。
つまり、ベタッと ハガキの白部分が無くなるほど 顔彩で 塗らないことです。
本物のポンカンには、もちろん 白い部分はありません。
( 全てオレンジ色です )
ですが、絵手紙で描く題材には、若干 ハガキの白い部分を残す方がが オススメです。
その白い、塗られていない部分があることで、光や艶や 味わいとなり、素敵な絵手紙になります。
また 「 持っていない 色の付け方 」 について、最後に書きますね。
絵手紙の顔彩の色は、、18色や 24色位から 買い揃えたら良い♪ と、先程書きました。
では、無い色で塗らないといけない場合は どうするのか?という、疑問も出てきます。
絵手紙で 「ナス( 茄子 ) 」 を描きたい! でも、紫色が無いなぁ・・・。
そんな時は ナスの紫色は 「 青色と赤色 」 を混ぜれば出来ます。
そういう感じで、2色までなら 欲しい色を混ぜて作っても オーケーです。
ですが ここで 気をつけてほしい注意点。3色、4色・・・というように、何色も 皿の中で 混ぜてはいけません。
何色も混ぜると かえって 色が暗くなり、濁ります。。。
ですので、もし 無い色を作りたい場合は、2色まで作れる色なら 大丈夫★ということです。
とはいえ、別段に 色塗りも難しく考えて 「 絵手紙描き 」 をしなくても 良いと思います o(^^o)
楽しみながらすれば、良いと 思います。
色付けや、色作りが失敗すれば 「 あ~。この色と この色を混ぜれば、ダメなんだ。」 と、勉強にもなります。
描いて 完成した絵手紙は、たとえ 自分にとっては イマイチな作品と感じても、心を込めて描いたものは、必ず 送る相手へ 気持ちは伝わります。
「 元気でいるかなぁ 」「 時々は 会いたいな 」 など、相手を思って 楽しく描いてみてくださいね。
きっと、その気持ちは 伝わります (*^ ・^)ノ
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